iTerm2を使いこなす
もちろん、デフォルトのターミナルアプリも良いけれど、iTerm2という別の選択肢はどうでしょう?
iTerm2のページにある「Features」を眺めてみると、きっとiTerm2を使ってみたくなるはず。画面分割、タブ、ショートカットキー呼び出し、検索機能。。。しかし、とりあえず、まずはおしゃれっぽい雰囲気でターミナルを使うために、クールな配色と透過の設定をしてみよう。
おしゃれな配色を楽しむ
まずは、基本的に配色を変更する手順、そして、いろんな配色を手にいれる方法をメモ。色んな配色を試してみる
メニューバーでiTermからPreferencesを選択。そして、その開いたPreferencesダイアログの上部にあるProfiles を選択して、切り替わったページにあるColorsを選択します。
また新たに切り替わるので、そのページの一番下のメニューをクリックすると色の組み合わせのメニューが開くことが出来ます。このメニューで配色を色々と変更して試してみましょう。
配色パターンを追加する
実は、この配色のパターンは上記のものだけでなく、もっと沢山の色の組み合わせをネット等から取得してiTermに組み込む事もできます。先の配色を切り替えたメニューの一番下にある「Visit Online Gallery」を選択してみましょう。ブラウザが起動されて、iTerm2のカラースキームのページが表示されます。
最初の方のフォルダの形に.zipと書いてあるのがデータなのでダウンロードします。
ダウンロードしたデータフォルダの中のschemesフォルダの中にある拡張子が.itermcolorsとなっているファイルが配色のデータファイルです。
このデータのインストールは単にファイルをダブルクリックするだけ。確認ダイアログが出てきて、インストールの完了を知らせてくれます。
これで、iTermに新しい色の組み合わせが追加されました。あらためて、Color項目の配色設定メニューを開いてみると、新しい配色が追加されていることを確認出来ます。
配色はすごく沢山あり、いきなり全部インストールしてしまうと配色設定メニューがすごく長くなって使い勝手が悪くなってしまいます。そこで、まずはページのスクリーンショットでお気に入りの配色を見つけて、それから、それに対応するファイルをschemesフォルダから見つけてインストールするのがお勧めです。
バックグラウンド画面を変える
iTerm2はバックグラウンド画面に画像を設定できたり、透過したりすることが出来ます。透過する
まずは、ターミナルのバックグラウンド画面を透過させてみましょう。先ほどのPreferencesダイアログからProfiles を選択。今度は、Windowの項目を選択します。
Transparency項目のスラーダーを左右に動かすと、バックグラウンド画面の透過の具合が調節できます。
透明にするだけでなく、ぼかした効果を付加することも出来ます。Transparensy項目の下にあるBlur項目のチェックボックスにチェックを入れて効果を有効にし、スライダを左右に動かしてぼかす度合いを調節します。上のスクリーンショットと見比べてください。背景がぼけることでターミナルの表示が見やすく感じたりもします。
画像を貼り付ける
Transparensy項目の右にあるBackground Imageも試してみましょう。Background Image項目にチェックを入れると、ファイル選択ダイアログが出るのでイメージファイルを指定し、その下にあるBlendingスライダを右端まで動かします。
「フリー素材 テクスチャ」等のキーワードをネットで検索すると、背景に良さそうなイメージファイルが見つかるでしょう。
Background Imageを設定する場合、100%その画像を使うだけでなく、ノイズ系のテクスチャでBlendingの割合を調節して、背景色と馴染ませたり、更に透過を設定して見たりと、いろんな効果を楽しむことも出来ます。
例えば、ノイズ系のファイルは先にダウンロードした配色ファイルのアーカイブの中のbackgroundsフォルダの中にあるので、簡単に試してみることが出来るでしょう。
HotKey Window
iTerm2には、登録したショートカットキーで、iTerm2を呼び出す仕組みがあり、この呼び出されるWindowのことをHotKey Windowと言います。デフォルトではHotKey Windowはオフになっています。
まずは、iTerm2のPreferencesダイアログを呼び出し、「Keys」項目を開きます。左下にある「Show/Hide iTerm2 wi th a system-wide hotkey」と「hotkey toggles a dedicated window with profile:」にチェックマークを入れます。
これで設定完了。option+spaceでHotKey Windowが呼び出せます。ショートカットキーの変更は上側の項目で出来ます。
さて、HotKeyWindowで呼び出されるWindow、すなわち、画面上側にカッコよく現れるやつは、実は下から現れたり、左から現れたりするようにもできます。というよりも、ショートカットキーで呼び出されない、普通のウインドウについても同じような設定が可能です。設定場所はPreferencesダイアログのProfilesを選択し、その中のWindow項目で、先に試したBackgroundImage設定の下側にある「Style」項目だ。また、その左側の行数の設定をすることで、windowの縦の長さを調節できる。
HotKey Windowの仕組みは、Hotkeyで呼び出す専用のプロフィールファイルを持っていて、これに普通のウインドウとは別の設定をして呼び出しているのです。なので、逆に言えば、HotKeyWindowを普通の見た目が普通のウインドウにすることもできます。
iTerm2のチートシート
iTerm2には、画面分割やタブ機能がついています。主な操作のショートカットキーです。Function | Short Cut Key |
---|---|
横に分割 | Command + d |
縦に分割 | Command + D |
Windowを閉じる | Command + w |
分割Window間移動 | alt + Command + カーソルキー |
一つのウインドウを最大化/解除 | Command + shift + enter |
新しいタブ | Command + t |
タブ間移動 | Command + カーソルキー |
iTerm2を使いこなす
Reviewed by shunsk
on
2/10/2015
Rating:
No comments: